かつての日本では極々一般人であっても、葬儀の際の支出に数百万円かけるなんて事はザラにありましたが、近年はあまりお金をかけずに簡素に済ませたいと考えている人の方が圧倒的に多いようです。中でも最近特に増えている葬儀として注目を集めているのが、葬式を行わず火葬のみを行う直葬スタイルです。昔の日本では大家族が当たり前という事もあり、親戚縁者を含めると一般人の葬式であっても4、50人ぐらいの出席者が集まるのが普通でしたが、今は核家族化が進んだ影響もあり出席する人数が10人前後という場合も少なくないので、もともとお金をかけて盛大に行う必要性が低下している訳です。
また近頃は亡くなる前に、出席者は身内だけの家族葬で送ってもらいたいと希望される故人が増えている、というのも葬儀の簡素化に一層拍車をかける大きな要因となっているようです。